2025年9月22日
2025年10月19日

近畿日本鉄道のホームドア:基本情報

2025年9月21日時点の整備ホーム数

2駅4ホーム

近畿日本鉄道(近鉄)は、ドア位置・ドア数の異なるさまざまな車種が入り乱れるため、通常のホームドアを設置することが非常に困難な状況にあります。そのため、鶴橋駅2番線および大阪阿部野橋駅3・4番線ではさまざまなドア位置に対応できる「昇降ロープ式ホームドア(以下:昇降式ホーム柵)」を導入、鶴橋駅3番線では通常のホームドアを車両から離して設置する方法が採られました。

今後は2025年度から2026年度にかけて、鶴橋駅の全ホームでホームドアまたは昇降式ホーム柵を整備し、近鉄名古屋駅2・3番線でもホームドアが整備される予定です[1]昇降式ではないホームドアはいずれも車両とホームドアの間隔を広げて設置する方式。。また、昇降式の発展形として柵がホームの下へ沈むように格納される新型ホームドアの研究・開発も行っているそうです。

整備状況

奈良線・京都線系統

駅名整備
状況
ホーム数整備済み
ホーム数
稼働開始年月タイプ
(A04)鶴橋駅212025年3月:2番線腰高式大開口

大阪線・名古屋線系統

駅名整備
状況
ホーム数整備済み
ホーム数
稼働開始年月タイプ
(D04)鶴橋駅212025年9月:3番線昇降式

南大阪線系統

駅名整備
状況
ホーム数整備済み
ホーム数
稼働開始年月タイプ
(F01)大阪阿部野橋駅1022018年12月:3番線[2]乗車ホームのみ。
2019年2月:4番線[3]乗車ホームのみ。
昇降式

タイプ・仕様

鶴橋駅2番線(大阪線ホーム)および南大阪線大阪阿部野橋駅3・4番線で採用された昇降式ホーム柵は、JR西日本などとは異なり「支柱固定型」と呼ばれるタイプです。一方、鶴橋駅3番線(奈良線ホーム)は駅構造の関係で昇降式ホーム柵を設置できないことから通常のホームドア(二重引き戸式大開口タイプ)が採用され、車両から1.5m離して設置することでドア位置の違いに関係なく乗降を可能としました。

タイプごとの仕様

駅・ホームによる仕様の違い

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開閉方式・取り扱い

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主な沿革

  • 2018年
    • 1月20日:南大阪線大阪阿部野橋駅4番線乗車ホームの一部箇所で昇降式ホーム柵の実証試験を開始。
    • 12月15日:南大阪線大阪阿部野橋駅3番線乗車ホームで昇降式ホーム柵が稼働開始。ホームドアの本格導入は同社初。
  • 2024年
    • 5月中旬:鶴橋駅2番線(大阪線ホーム)の一部箇所で昇降式ホーム柵の先行運用を開始。同年度中に8両分全体で整備される。
  • 2025年
    • 9月21日:鶴橋駅2番線(奈良線ホーム)で大開口ホームドアが稼働開始。車両とホームドアの間を約1.5m離して設置することで、車両ドア位置の違いに関係なく条項を可能とした。

動画

出典・参考文献

脚注

References
1 昇降式ではないホームドアはいずれも車両とホームドアの間隔を広げて設置する方式。
2, 3 乗車ホームのみ。