Osaka Metro 四つ橋線のホームドア:先行導入タイプ(西梅田駅・大国町駅)

タイプ 腰高式
メーカー 日本信号
開閉方式 トランスポンダ式連携
停止位置許容範囲 【推定】±650mm(TASCあり)
開口部幅 【推定】2,600mm
非常脱出ドア 開き戸式(各号車連結部)
支障物検知センサ 光電センサ(一部3Dセンサ)

Osaka Metro四つ橋線の西梅田駅と大国町駅では、他駅より先行して2021年度に同線初となる可動式ホーム柵(以下:ホームドア)が整備されました。各駅の稼働開始日は以下の通りです。

  • 西梅田駅:2021年11月20日
  • 大国町駅:2022年2月19日

この先行導入2駅で採用されたホームドアは、同時期に整備された御堂筋線のホームドアと共通しています。また、その後の他駅における本格導入開始や車両側のホームドア対応改造に合わせて、開閉方式がこれまでに2度変更されています。

1 ホームドアの仕様

ホームドアのタイプは一般的な腰高式、メーカーは日本信号です。

冒頭でも述べた通り、本タイプは同時期に整備された御堂筋線のホームドア(天王寺駅・心斎橋駅以外の各駅で採用された本格導入タイプ)と共通の製品であり、基本構造や開口幅に違いは見られません。各表記類のフォーマットなどもOsaka Metroの他路線と共通です。

大国町駅にて
左:御堂筋線のホームドア
右:四つ橋線のホームドア
車両ドア間の筐体
車両連結部の筐体

大国町駅は御堂筋線と四つ橋線が同一ホーム上で対面接続するため、同じタイプのホームドアであることがよく分かります。

本タイプの詳細な仕様については別記事をご覧ください。

2 ホームドアの開閉方式

2.1 現在の開閉方式

奥:停止位置までの距離情報を送信する地上子
手前:停止位置直下の地上子
※写真は本町駅で撮影

現在の四つ橋線のホームドア開閉方式は、トランスポンダを用いた情報伝送により車両ドア開閉操作と同期するシステムが採用されています。6号車(西梅田方先頭車)の床下に設置された車上子と線路上に設置された地上子がピッタリ重なることで情報伝送が可能になります。

また、現在の開閉方式への変更と合わせてTASC(定位置停止装置)も導入されました。

2.2 開閉方式の変遷

乗務員向け表示灯と定位置停止検知センサ
※トランスポンダ式連携化後に撮影したため表示灯の内容は当時と異なる
乗務員操作盤は手をかざすと開閉操作が行える光電センサ式

かつては車両側がホームドア連携に対応していなかったため、先行導入駅では停止位置前方に設けられたセンサで列車の定位置停止を検知して自動開扉、閉扉は車掌による手動操作で行う方式が採用されていました。なお、これは当時の御堂筋線と同じ方式であり、光電センサ式の乗務員操作盤や乗務員向け表示灯の表示内容なども共通していました。

しかしその一方、2023年度より先行導入駅以外の各駅で整備が始まったホームドアは、連携化までの暫定措置として定位置停止検知センサを設けず、開閉ともに車掌による手動操作で運用されました。さらに同時期には、取り扱いを統一するためか先行導入駅においても自動開扉機能が停止されました[1]ただし、定位置停止検知センサは2025年12月末時点で残存。

その後、車両側のホームドア連携・TASC対応改造および地上側の機器新設が完了したことから、ホームドア全駅整備完了後の2025年5月下旬ごろより現在のトランスポンダ式連携およびTASCの使用が開始されました。

3 おわりに

西梅田駅・大国町駅での先行導入から約2年後、2023年12月稼働開始の肥後橋駅を皮切りに他駅でのホームドア本格導入が始まりました。これら本格導入駅では前述の通り開閉方式が変更されたほか、ホームドア本体も先行導入駅のタイプとメーカーが異なり、のちに中央線や谷町線でも標準タイプとして採用されていきます。

出典・参考文献

脚注

References
1 ただし、定位置停止検知センサは2025年12月末時点で残存。

コメントする