西武鉄道のホームドア:基本情報

2025年9月末時点の整備率
14%
(10駅32ホーム/91駅236ホーム)
※整備率はホーム数で計上
※東京メトロが管轄する小竹向原駅は除いて計上
西武鉄道のホームドアは2015年度に池袋駅2番ホームで初めて整備されました。2019年度以降は練馬駅・西武新宿駅・所沢駅などの主要駅で設置が進んでおり、新宿線の各駅では車種によるドア位置の違いに対応するため大開口ホームドアが採用されています。
今後は池袋~小手指駅間など主要線区で2030年代半ばまでに整備を目指し[1]池袋駅~小手指駅間・西武新宿駅~新所沢駅間・小平駅~玉川上水駅間・豊島線および西武有楽町線の各駅。[2]連続立体交差事業など他の工事を予定する駅はそれら工事にあわせて整備を進める。、将来的には東飯能駅~西武秩父駅間を除く全駅でホームドアまたは固定柵を整備するとしています。2025年度は新たに東村山駅(新宿線下りホーム)・保谷駅、新所沢駅で整備される予定です。
目次
整備状況
■ 池袋線
※整備済みの駅のみ掲載
| 駅名 | 整備 状況 | ホーム数 | 整備済み ホーム数 | 稼働開始年月 |
|---|---|---|---|---|
| (SI01)池袋駅 | ▲ | 8 | 5 | 2016年3月:2番ホーム 2017年3月:3番ホーム 2017年11月:4番ホーム 2017年12月:5番ホーム 2018年2月:6番ホーム |
| (SI06)練馬駅 | ● | 4 | 4 | 2019年11月:1番ホーム 2019年12月:2・3番ホーム 2020年2月:4番ホーム |
| (SI09)練馬高野台駅 | ● | 2 | 2 | 2024年11月:2番ホーム 2024年10月:1番ホーム |
| (SI10)石神井公園駅 | ● | 4 | 4 | 2024年12月:4番ホーム 2025年2月:1・3番ホーム 2025年3月:2番ホーム |
| (SI17)所沢駅 | ● | 3 | 3 | 2020年12月:3番ホーム 2021年2月:4番ホーム 2021年3月:5番ホーム |
■ 新宿線
※整備済みの駅のみ掲載
| 駅名 | 整備 状況 | ホーム数 | 整備済み ホーム数 | 稼働開始年月 |
|---|---|---|---|---|
| (SS01)西武新宿駅 | ● | 3 | 3 | 2020年3月:2番ホーム 2020年8月:1番ホーム 2020年10月:3番ホーム |
| (SS02)高田馬場駅 | ● | 3 | 3 | 2020年9月:3番ホーム 2020年12月:5番ホーム 2021年3月:4番ホーム |
| (SS21)東村山駅 | ● | 6 | 2 | 2025年6月:4・5番ホーム[3]高架化と同時に整備。 |
| (SS22)所沢駅 | ● | 2 | 2 | 2020年10月:1番ホーム 2020年11月:2番ホーム |
| (SS24)新所沢駅 | ● | 4 | 2 | 2025年9月:3番ホーム 2025年10月:2番ホーム |
■ 国分寺線
※整備済みの駅のみ掲載
| 駅名 | 整備 状況 | ホーム数 | 整備済み ホーム数 | 稼働開始年月 |
|---|---|---|---|---|
| (SK01)国分寺駅 | ● | 1 | 1 | 2021年3月 |
■ 多摩湖線
※整備済みの駅のみ掲載
| 駅名 | 整備 状況 | ホーム数 | 整備済み ホーム数 | 稼働開始年月 |
|---|---|---|---|---|
| (ST01)国分寺駅 | ● | 1 | 1 | 2021年3月 |
タイプ・仕様
設置時期や駅・路線ごとの条件によってホームドアのタイプや仕様は異なっています。新宿線では特急型車両10000系「ニューレッドアロー」などドア位置の異なるさまざまな車種に対応可能な大開口ホームドアを採用した一方、池袋線ではホームドア対応のドア位置に設計された新型特急001系「Laview」により10000系を置き換えて通常タイプのホームドアを採用するという、まるで対照的な措置が採られました。
また、国分寺駅の多摩湖線ホームにはJR九州の筑肥線と同じ「軽量型ホームドア」が関東では初めて採用されています。
開閉方式・取り扱い
西武鉄道のホームドア開閉方式は、車両側への改修を不要とするため、地上側のセンサ等で列車の定位置停止や編成両数を検知して自動開扉するシステムが採用されています。一方、閉扉は今のところ車掌による手動操作で行われている駅が多いものの、一部駅では開扉と同じく自動化されています。
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主な沿革
- 2016年
- 3月5日:池袋駅2番ホームで同社初のホームドアが稼働開始。
- 2020年
- 3月11日:西武新宿駅2番ホームでホームドアが稼働開始。車種によるドア位置の違いに対応するため同社初の大開口ホームドアが採用される。
- 2021年
- 3月12日:国分寺駅多摩湖線ホームのホームドアが稼働開始。JR九州の筑肥線と同じ「軽量型ホームドア」が関東では初めて採用される。
出典・参考文献
- 西武鉄道の主要な6駅にホームドアを整備します:西武鉄道Webサイト
- 西武新宿駅 2 番ホームにおいてホームドアの使用を開始します:西武鉄道Webサイト
- 国分寺駅5番ホーム(国分寺線)において3月2日(火)よりホームドアの使用を開始します。7番ホーム(多摩湖線)は、当社初となる「軽量型ホームドア」を採用し、 2021年3月中に使用を開始します。:西武鉄道Webサイト
- 2025年度 鉄道事業設備投資計画 安全・安心なサービスを追求して積極的に投資を拡充 「沿線価値向上」・「デジタル化」・「働きがい向上」へ総額424億円 :西武鉄道Webサイト
- 西武鉄道、池袋駅にホームドア設置…まず3月に2番ホーム | レスポンス(Response.jp)
