2022年5月22日
2024年3月19日

西武鉄道のホームドア:基本情報

2023年2月末時点の整備ホーム数

6駅22ホーム

※東京メトロが管轄する小竹向原駅は除いて計上

西武鉄道のホームドアは2015年度に池袋駅2番ホームで初めて整備されました。2019年度以降は練馬駅・西武新宿駅・所沢駅などの主要駅で設置が進んでおり、新宿線の各駅では車種によるドア位置の違いに対応するため大開口ホームドアが採用されています。

今後は国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、2030年度末時点の総整備数28駅84ホームを目指すとしています。2023年度の新たな稼働開始駅はありませんでしたが、石神井公園駅・東村山駅・新所沢駅など8駅23ホームで整備に着手されています。

整備状況

池袋線

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(SI01)池袋駅852015年度:2番ホーム
2016年度:3~6番ホーム
(SI06)練馬駅442019年度
(SI17)所沢駅332020年度

新宿線

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(SS01)西武新宿駅332019年度:2番ホーム
2020年度:1・3番ホーム
(SS02)高田馬場駅332020年度
(SS22)所沢駅222020年度

国分寺線

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(SK01)国分寺駅112020年度

多摩湖線

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(ST01)国分寺駅112020年度

タイプ・仕様

設置時期や駅・路線ごとの条件によってホームドアのタイプや仕様は異なっています。新宿線では特急型車両10000系「ニューレッドアロー」などドア位置の異なるさまざまな車種に対応可能な大開口ホームドアを採用した一方、池袋線ではホームドア対応のドア位置に設計された新型特急001系「Laview」により10000系を置き換えて通常タイプのホームドアを採用するという、まるで対照的な措置が採られました。

また、国分寺駅の多摩湖線ホームにはJR九州の筑肥線と同じ「軽量型ホームドア」が関東では初めて採用されています。

開閉方式・取り扱い

西武鉄道のホームドア開閉方式は、車両側への改修を不要とするため、地上側のセンサ等で列車の定位置停止や編成両数を検知して自動開扉するシステムが採用されています。一方、閉扉も一部駅では自動化されていますが、多くの駅は今のところ車掌による手動操作で行われています。

投稿が見つかりませんでした。

関連記事

準備中…

動画

主な沿革

  • 2016年
    • 3月5日:池袋駅2番ホームで同社初のホームドアが稼働開始。
  • 2020年
    • 3月11日:西武新宿駅2番ホームでホームドアが稼働開始。車種によるドア位置の違いに対応するため同社初の大開口ホームドアが採用される。
  • 2021年
    • 3月12日:国分寺駅多摩湖線ホームのホームドアが稼働開始。JR九州の筑肥線と同じ「軽量型ホームドア」が関東では初めて採用される。

出典・参考文献

脚注