2024年3月17日
都営地下鉄 新宿線のホームドア:基本情報

現在の整備率
100%
(20駅44ホーム)
都営地下鉄新宿線のホームドアは、2018年度から2019年度にかけて本八幡駅から新宿三丁目駅の全駅に順次整備されました。また、京王電鉄が管轄する新宿駅も2018年度に整備され、都営地下鉄としては三田線・大江戸線に続いて3路線目となる全駅整備が完了しています。
ホームドア設置に伴い、乗り入れる京王電鉄の車両も含めてホームドア対応改造が行われ、TASC(定位置停止装置)も導入されています。
目次
整備状況
駅 | 整備 状況 | ホーム数 | 整備済み ホーム数 | 稼働開始年度 |
---|---|---|---|---|
(S21)本八幡駅 | ● | 2 | 2 | 2018~2019年度 |
(S20)篠崎駅 | ● | 2 | 2 | |
(S19)瑞江駅 | ● | 2 | 2 | |
(S18)一之江駅 | ● | 2 | 2 | |
(S17)船堀駅 | ● | 2 | 2 | |
(S16)東大島駅 | ● | 2 | 2 | |
(S15)大島駅 | ● | 4 | 4 | |
(S14)西大島駅 | ● | 2 | 2 | |
(S13)住吉駅 | ● | 2 | 2 | |
(S12)菊川駅 | ● | 2 | 2 | |
(S11)森下駅 | ● | 2 | 2 | |
(S10)浜町駅 | ● | 2 | 2 | |
(S09)馬喰横山駅 | ● | 2 | 2 | |
(S08)岩本町駅 | ● | 4 | 4 | |
(S07)小川町駅 | ● | 2 | 2 | |
(S06)神保町駅 | ● | 2 | 2 | |
(S05)九段下駅 | ● | 2 | 2 | |
(S04)市ヶ谷駅 | ● | 2 | 2 | |
(S03)曙橋駅 | ● | 2 | 2 | |
(S02)新宿三丁目駅 | ● | 2 | 2 |
タイプ・仕様
新宿線のホームドアは一般的な腰高式です。三田線・大江戸線のホームドアにはなかった非常脱出ドアが設けられたほか、都営車と京王車でドア位置が多少異なることなどから開口幅はやや広めです。現在の同線は10両編成に統一されていますが、設置当時は8両編成も運行されていたため、10両・8両の両方に対応しています。
開閉方式・取り扱い
新宿線のホームドア開閉方式は、三田線と同じくトランスポンダを用いた送受信によって車両ドアとホームドアを同期するシステムが採用されています。列車が±500mmの停止許容範囲内に停止すると、本八幡方先頭車に搭載された「車上子」と線路側に設けられた「地上子」がピッタリ重なって情報の送受信が可能になります。
なお、新宿駅における京王線方面からの到着時および京王線方面側への出発時は、京王の標準方式である車掌手動操作で開閉します。
出典・参考文献
- 新宿駅4・5番線にホームドアを設置します!|東京都交通局
- 都営新宿線におけるホームドアの設置、運用開始について|東京都交通局
- 樋口 怜志ほか「東京都交通局殿 新宿線TASC装置の開発」『鉄道サイバネ・シンポジウム論文集』Vol.55、日本鉄道サイバネティクス協議会、2018年