2021年8月10日
2024年3月17日

東京都交通局のホームドア:基本情報

現在の整備率

100%

(114駅241ホーム)

※駅数は路線単位で計上(例:三田駅は浅草線と三田線で2駅)
※東京さくらトラム(都電荒川線)は除いて計上

東京都交通局では、1999年から2000年にかけて三田線の全駅にホームドア(当時はホームゲートと呼称)が整備されました。続いて2013年には大江戸線、2019年には新宿線でホームドア全駅整備が完了。残る浅草線も2023年度中に全駅整備が完了し、都営地下鉄4路線におけるホームドア整備率100%を達成しました。

また、2008年3月に開業した新交通システム「日暮里・舎人ライナー」も開業当初から全駅にホームドアが整備されています。これにより、2024年時点でホームドアが未整備なのは軌道線の東京さくらトラム(都電荒川線)のみとなっています。

東京都交通局のホームドア整備で特筆されるのが浅草線のホームドア開閉方式です。浅草線では車両ドアに貼付したQRコードによって開閉を制御する「QRコード式制御システム」が開発・導入されました。無線通信により車両ドアとホームドア連携する従来方式と比べて車両改修に掛かるコスト・期間は大幅に抑えられ、早期のホームドア整備完了に貢献しています。

路線ごとのTOPページ

浅草線

三田線

新宿線

大江戸線

主な沿革

  • 1999年
    • 3月29日:三田線高島平駅3番線にホームゲートを試験設置。
  • 2000年
    • 8月10日:三田線全駅でホームゲートが稼働開始。
  • 2008年
    • 3月30日:日暮里・舎人ライナーが開業。全駅にホームドアが導入される。
  • 2011年
    • 4月23日:大江戸線清澄白河駅で同線初のホームドアが稼働開始。
  • 2013年
    • 4月27日:大江戸線西新宿五丁目駅でホームドアが稼働開始。大江戸線全駅でホームドア整備が完了。
  • 2017年
    • 11月24日:浅草線大門駅1番線でQRコードを用いたホームドア制御システムの検証が実施される(1か月程度)。
  • 2018年
    • 4月28日:新宿線本八幡駅で同線初のホームドアが稼働開始。
  • 2019年
    • 6月~9月:三田線高島平駅のホームドアが新型に更新される。以降、三田線の全駅でホームドア更新工事を実施。
    • 8月10日:新宿線新宿三丁目駅のホームドアが稼働開始。京王電鉄が管轄する新宿駅も含む新宿線全駅でホームドア整備が完了。
    • 10月5日:浅草線新橋駅で同線初のホームドアが稼働開始。
  • 2022年
    • 5月11日:三田線日比谷駅で新型ホームドアが稼働開始。三田線全24駅でのホームドア更新工事が完了。
    • 11月18日:浅草線西馬込駅でホームドアが稼働開始。浅草線の交通局が管轄する全駅でホームドア整備が完了。
  • 2023年
    • 2月20日:京成電鉄が管轄する浅草線押上駅でホームドアが稼働開始。都営地下鉄4路線のホームドア全駅整備が完了。

出典・参考文献

脚注