Osaka Metro 谷町線のホームドア:本格導入タイプ

| タイプ | 腰高式 |
|---|---|
| メーカー | 京三製作所 |
| 開閉方式 | トランスポンダ式連携 |
| 停止位置許容範囲 | 【推定】±650mm(TASCあり) |
| 開口部幅 | 【推定】2,600mm |
| 非常脱出ドア | 開き戸式(各号車連結部) |
| 支障物検知センサ | 光電センサ(一部3Dセンサ) |
Osaka Metro谷町線では、2020年度にホームドアが先行導入された東梅田駅を除く各駅でのホームドア本格導入が2024年度から開始されました。そして2026年3月18日稼働開始の八尾南駅を以てホームドア全駅整備を達成。これによりOsaka Metro全9路線でのホームドア全駅整備が完了しました[1]整備対象外の千日前線野田阪神駅2番線(降車専用ホーム)を除く。。
これら本格導入駅では中央線・四つ橋線における標準タイプと同一の製品が採用されています。また、当初は車両側のホームドア対応改造が完了するまでの暫定措置として、開閉ともに車掌による手動操作で運用されていました。
目次
1 ホームドアの仕様

ホームドアのメーカーは東梅田駅と同じく京三製作所で、開口幅などの基本仕様も同一ですが、筐体パネルの分割数・扉部分のガラス形状など各所に改良が加えられています。冒頭でも述べた通り、本タイプは同線における本格導入以前に中央線・四つ橋線でも標準タイプとして採用されており、3路線とも基本仕様に大きな違いはありません。
各開口部の支障物検知センサの種類(基本は光電センサ、最前部・最後部のみ3Dセンサ)や、各号車連結部に収納される扉のみ形状が異なる特徴なども四つ橋線タイプと共通です。
本タイプの詳細な仕様については別記事をご覧ください。
2 ホームドアの開閉方式
2.1 現在の開閉方式

手前:停止位置までの距離情報を送信する地上子
現在の谷町線のホームドア開閉方式は、トランスポンダを用いた情報伝送により車両ドア開閉操作と同期するシステムが採用されています。1号車(八尾南方先頭車)の床下に設置された車上子と線路上に設置された地上子がピッタリ重なることで情報伝送が可能になります。
また、現在の開閉方式への変更と合わせてTASC(定位置停止装置)も導入されました。
2.2 開閉方式の変遷
かつては車両側がホームドア連携に対応していなかったため、東梅田駅では停止位置前方に設けられたセンサで列車の定位置停止を検知して自動開扉、閉扉は車掌による手動操作で行う方式が採用されていました。一方、本格導入駅では連携化までの暫定措置として定位置停止検知センサを設けず、開閉ともに車掌による手動操作での運用となり、同時期に東梅田駅でも自動開扉機能が停止されました。
その後、車両側のホームドア連携・TASC対応改造および地上側の機器新設が完了したことから、全駅整備完了を控えた2026年2月上旬ごろに現在のトランスポンダ式連携およびTASCの使用が開始されました。
なお、一足先にホームドア整備が完了した四つ橋線も谷町線と全く同じ開閉方式の変遷をたどりました。詳しくは今後別記事にまとめる予定です。
3 おわりに
同線は駅数がOsaka Metroで最も多いことや、先行導入から本格導入までの期間が長かったことにより、ホームドア整備完了までにかかった期間も約6年と長くなりました。それでも終盤は1か月に2駅というハイペースで設置工事が行われ、当初の予定通り2025年度中のOsaka Metro全9路線ホームドア全駅整備を達成しました。
Osaka Metroはホームドア整備と合わせてホームかさ上げと櫛状ゴム設置による段差・隙間縮小工事も実施しており、谷町線の未施工駅でも追って実施予定となっています。ますます誰もが利用しやすい “究極のバリアフリー” の実現まであと少しです。
出典・参考文献
脚注
| ↑1 | 整備対象外の千日前線野田阪神駅2番線(降車専用ホーム)を除く。 |
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