2023年8月23日
2025年4月17日

JR東日本 南武線のホームドア:基本情報

現在の整備率

100%

(26駅59ホーム)

※南武支線(浜川崎駅~尻手駅)は除いて計上
※尻手駅3番線(南武支線ホーム)は除いて計上

JR東日本は2031年度末ごろまでに東京圏の主要路線330駅にホームドアを整備する計画を発表しています。南武線は川崎駅~立川駅の26駅すべてが対象で[1]南武支線は対象外。、2021年度の武蔵小杉駅を皮切りに整備が始まり、2025年3月の武蔵中原駅2・3番線を以て全駅での整備が完了しました。

同線では、従来方式よりもさらに低コスト化を図った「RFID無線連携方式」のホームドア開閉連携システムが初めて採用されています。また、ホームドア整備完了後の2025年3月15日ダイヤ改正からはワンマン運転も開始される予定です。

整備状況

※従来型=従来型ホームドア(壁式) スマート=スマートホームドア スリット=スリットフレームホームドア

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度タイプ
(JN01)川崎駅222024年度スマート
(JN02)尻手駅222024年度スマート
(JN03)矢向駅332024年度スマート
(JN04)鹿島田駅222024年度スマート
(JN05)平間駅222024年度スマート
(JN06)向河原駅222024年度スマート
(JN07)武蔵小杉駅222021年度従来型
(JN08)武蔵中原駅442023年度:1・4番線
2024年度:2・3番線
スマート
(JN09)武蔵新城駅222023年度スマート
(JN10)武蔵溝ノ口駅332024年度:1・2番線従来型
2024年度:3番線スマート
(JN11)津田山駅222024年度スマート
(JN12)久地駅222024年度スマート
(JN13)宿河原駅222024年度スマート
(JN14)登戸駅332023年度:1・3番線従来型
2024年度:2番線スリット
(JN15)中野島駅222024年度スマート
(JN16)稲田堤駅222024年度スマート
(JN17)矢野口駅222023年度スマート
(JN18)稲城長沼駅442023年度:1・4番線
2024年度:2・3番線
スマート
(JN19)南多摩駅222023年度スマート
(JN20)府中本町駅222022年度スマート
(JN21)分倍河原駅222024年度スリット
(JN22)西府駅222024年度スマート
(JN23)谷保駅222022年度スマート
(JN24)矢川駅222024年度スマート
(JN25)西国立駅222024年度スマート
(JN26)立川駅222022年度スマート

タイプ・仕様

武蔵小杉駅・武蔵溝ノ口駅1・2番線・登戸駅1・3番線には従来型ホームドアが、登戸駅2番線・分倍河原駅にはスリットフレームホームドアが、その他の駅にはスマートホームドアが採用されています。開口幅などの仕様は概ね基本どおりですが、一部の駅・ホームでは臨時列車として乗り入れる特急型車両E257系を考慮して開口幅がわずかに異なっています。

開閉方式・取り扱い

南武線のホームドア開閉方式は、従来のトランスポンダ式や総武快速線新小岩駅などで運用中の無線連携式よりもさらに低コスト化を図った、RFIDタグを用いて車両とホームドアのペアリングを行う新方式の無線連携式が初採用されています。この方式はJR東日本で今後整備されるホームドアの標準的な開閉方式になる見込みです。

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出典・参考文献

脚注

References
1 南武支線は対象外。