2023年8月23日
2024年3月30日

JR東日本 南武線のホームドア:基本情報

2024年3月末時点の整備率

34%

(10駅20ホーム/26駅59ホーム)

JR東日本は2031年度末ごろまでに東京圏の主要路線330駅にホームドアを整備する計画を発表しています。南武線は川崎駅~立川駅の26駅すべてが対象で[1]南武支線は対象外。、2021年度の武蔵小杉駅を皮切りに整備が始まりました。

同線では、従来方式よりもさらに低コスト化を図った「RFID無線連携方式」のホームドア開閉連携システムが初採用されました。また、ホームドア整備完了後の2025年~2030年頃にはワンマン運転も実施される見込みで、ホームドア整備と並行して関連設備の準備が進められています。

2023年度は新たに登戸駅など計6駅で整備され、整備率は3分の1を超えました。2024年度は川崎駅・武蔵溝ノ口駅・津田山駅・宿河原駅・久地駅・稲田堤駅・西府駅の計7駅で整備される予定です。

整備状況

※従来型=従来型ホームドア(壁式) スマート=スマートホームドア

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度タイプ
(JN01)川崎駅×20
(JN02)尻手駅×20
(JN03)矢向駅×30
(JN04)鹿島田駅×20
(JN05)平間駅×20
(JN06)向河原駅×20
(JN07)武蔵小杉駅222021年度従来型
(JN08)武蔵中原駅422023年度:1・4番線スマート
(JN09)武蔵新城駅222023年度スマート
(JN10)武蔵溝ノ口駅×30
(JN11)津田山駅×20
(JN12)久地駅×20
(JN13)宿河原駅×20
(JN14)登戸駅322023年度:1・3番線従来型
(JN15)中野島駅×20
(JN16)稲田堤駅×20
(JN17)矢野口駅222023年度スマート
(JN18)稲城長沼駅422023年度:1・4番線スマート
(JN19)南多摩駅222023年度スマート
(JN20)府中本町駅222022年度スマート
(JN21)分倍河原駅×20
(JN22)西府駅×20
(JN23)谷保駅222022年度スマート
(JN24)矢川駅×20
(JN25)西国立駅×20
(JN26)立川駅222022年度スマート

タイプ・仕様

武蔵小杉駅と登戸駅は従来型ホームドアが、その他の駅はスマートホームドアが採用されています。南武線は他路線との直通運転を行っておらず、車種・編成両数が統一されているため、開口幅などの仕様は概ね基本どおりです。

開閉方式・取り扱い

南武線のホームドア開閉方式は、従来のトランスポンダ式や総武快速線新小岩駅などで運用中の無線連携式よりもさらに低コスト化を図った、RFIDタグを用いて車両とホームドアのペアリングを行う新方式の無線連携式が初採用されています。この方式はJR東日本で今後整備されるホームドアの標準的な開閉方式になる見込みです。

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出典・参考文献

脚注

References
1 南武支線は対象外。