2023年8月23日
2025年6月14日

JR東日本 南武線のホームドア:基本情報

現在の整備率

100%

(26駅59ホーム)

※南武支線(浜川崎駅~尻手駅)は除いて計上
※尻手駅3番線(南武支線ホーム)は除いて計上

JR東日本は2031年度末ごろまでに東京圏の主要路線330駅にホームドアを整備する計画を発表しています。南武線は川崎駅~立川駅の26駅すべてが対象で[1]南武支線は対象外。、2021年度の武蔵小杉駅を皮切りに整備が始まり、2025年3月の武蔵中原駅2・3番線を以て全駅での整備が完了しました。

同線では、従来方式よりもさらに低コスト化を図った「RFID無線連携方式」のホームドア開閉連携システムが初めて採用されています。また、ホームドア整備完了後の2025年3月15日ダイヤ改正からはワンマン運転も開始される予定です。

整備状況

※従来型=従来型ホームドア(壁式) スマート=スマートホームドア スリット=スリットフレームホームドア

駅名整備
状況
ホーム数整備済み
ホーム数
稼働開始年月タイプ
(JN01)川崎駅222024年7月スマート
(JN02)尻手駅222024年9月スマート
(JN03)矢向駅332025年3月スマート
(JN04)鹿島田駅222024年10月スマート
(JN05)平間駅222025年1月スマート
(JN06)向河原駅222024年10月スマート
(JN07)武蔵小杉駅222022年3月従来型
(JN08)武蔵中原駅442023年6月:1・4番線
2025年3月:2・3番線
スマート
(JN09)武蔵新城駅222023年11月スマート
(JN10)武蔵溝ノ口駅332024年4月:1・2番線従来型
2024年12月:3番線スマート
(JN11)津田山駅222024年8月スマート
(JN12)久地駅222024年8月スマート
(JN13)宿河原駅222024年7月スマート
(JN14)登戸駅332023年6月:1・3番線従来型
2025年2月:2番線スリット
(JN15)中野島駅222024年12月スマート
(JN16)稲田堤駅222024年9月スマート
(JN17)矢野口駅222023年11月スマート
(JN18)稲城長沼駅442024年2月:1・4番線
2025年2月:2・3番線
スマート
(JN19)南多摩駅222024年3月スマート
(JN20)府中本町駅222023年2月スマート
(JN21)分倍河原駅222024年12月スリット
(JN22)西府駅222024年6月スマート
(JN23)谷保駅222023年2月スマート
(JN24)矢川駅222024年11月スマート
(JN25)西国立駅222025年2月スマート
(JN26)立川駅222023年1月:7番線
2023年2月:8番線
スマート

タイプ・仕様

武蔵小杉駅・武蔵溝ノ口駅1・2番線・登戸駅1・3番線には従来型ホームドアが、登戸駅2番線・分倍河原駅にはスリットフレームホームドアが、その他の駅にはスマートホームドアが採用されています。開口幅などの仕様は概ね基本どおりですが、一部の駅・ホームでは臨時列車として乗り入れる特急型車両E257系を考慮して開口幅がわずかに異なっています。

タイプごとの基本仕様

線区・駅ごとの仕様の違い

開閉方式・取り扱い

南武線のホームドア開閉方式は、RFIDタグを用いて車両とホームドアのペアリングを行う「RFID方式無線連携システム」が採用されています。この方式はトランスポンダ式や総武快速線新小岩駅などで採用された従来の無線連携式よりもさらなる低コスト化と汎用性の向上が図られており、JR東日本で今後整備されるホームドアの標準的な開閉方式になる見込みです。

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出典・参考文献

脚注

References
1 南武支線は対象外。