2021年12月7日
2024年6月15日

東京メトロ 千代田線のホームドア:基本情報

現在の整備率

100%

(20駅42ホーム)

※小田急電鉄が管轄する代々木上原駅は2・3番線のみ計上

東京メトロ千代田線では営団地下鉄時代の2002年2月、綾瀬駅と北綾瀬駅を結ぶ支線(通称:北綾瀬支線)のワンマン運転開始に伴いハーフハイトタイプ(腰高式)のホームドアが設置されました。これが新規開業の南北線を除く営団の既存路線では初のホームドアでした。

それから約16年後の2018年度から2019年度にかけて、代々木上原駅~綾瀬駅(本線)の全駅にホームドアが整備されました。東京メトロのホームドア全駅整備路線はこれで6路線目です。

小田急電鉄から乗り入れるロマンスカー「MSE」の発着にも対応していますが、MSEは一般型車両とドア位置が大きく異なるため、一部号車のドアのみで乗降扱いを行う方法が採られています。一般型車両と特急型車両が共用する駅としてのホームドア設置は全国でも初めてでした[1]昇降式ホーム柵など特殊な例は除く。

整備状況

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(C01)代々木上原駅222019年度
(C02)代々木公園駅222018年度
(C03)明治神宮前〈原宿〉駅222019年度
(C04)表参道駅222018年度
(C05)乃木坂駅222019年度
(C06)赤坂駅222019年度
(C07)国会議事堂前駅222019年度
(C08)霞ケ関駅222019年度
(C09)日比谷駅222018年度
(C10)二重橋前〈丸の内〉駅222018年度
(C11)大手町駅222018年度
(C12)新御茶ノ水駅222019年度
(C13)湯島駅222018年度
(C14)根津駅222019年度
(C15)千駄木駅222018年度
(C16)西日暮里駅222019年度
(C17)町屋駅222019年度
(C18)北千住駅222019年度
(C19)綾瀬駅552001年度:0番線
2019年度:1~4番線
(C20)北綾瀬駅112001年度
2018年度:2代目に更新

タイプ・仕様

2002年に設置された北綾瀬支線タイプと、2018年度以降に設置された標準タイプでは外観・構造が大きく異なります。なお、北綾瀬駅では2019年3月の10両編成乗り入れ対応化に伴い標準タイプへと更新されたため、北綾瀬支線タイプが現存しているのは綾瀬駅0番線のみです。

開閉方式・取り扱い

一般型車両のホームドア開閉方式は、トランスポンダ装置を用いた情報伝送によって車両ドアと同期するシステムです。10号車(北千住方先頭車)床下の車上子と線路側の地上子がピッタリ重なることで開閉連携が可能になります。

一方、ロマンスカーMSEはトランスポンダによる開閉連携に対応していないため、車掌がリモコンを使ってホームドア開閉操作を行っています。

動画

出典・参考文献

脚注

References
1 昇降式ホーム柵など特殊な例は除く。