2021年9月16日
2024年4月18日

東京メトロのホームドア:基本情報

2024年3月末時点の整備率

92%

(165駅345ホーム/179駅377ホーム)

※駅数は路線単位で計上(例:赤坂見附駅は銀座線と丸ノ内線で2駅)

東京地下鉄(東京メトロ)の前身である営団地下鉄は、1991年に開業した南北線に国内の普通鉄道[1]モノレールや新交通システムおよび新幹線を除く鉄道路線。として初となるホームドアを導入しました。東京メトロ発足後には既存路線でもホームドア整備が本格化し、2008年開業の副都心線も当初から全駅に導入済みです。

南北線は天井近くまでを覆うフルスクリーン式(フルハイトタイプ)、その他の路線は腰高式(ハーフハイトタイプ)が採用されています。また、東西線はワイドドア車などの特殊な車両にも対応できる大開口タイプを導入した一方、日比谷線は新型車両の導入により車両ドア位置を統一したため通常タイプを導入するなど、路線ごとの条件によって仕様もさまざまです。

2017年には2025年度末までに全路線全駅へのホームドア整備を完了する計画を発表し、2023年度末時点で9路線中7路線の整備が完了しました。残る東西線・半蔵門線の3路線でも設置工事が進んでいます。

路線ごとのTOPページ

銀座線

丸ノ内線

日比谷線

東西線

千代田線

有楽町線

副都心線

半蔵門線

南北線

主な沿革

  • 1991年
    • 11月29日:南北線の第1期工事区間(駒込駅~赤羽岩淵駅)が開業。全駅にホームドア(フルハイトタイプ)が導入される。
  • 2002年
    • 2月15日:千代田線支線の綾瀬駅0番線・北綾瀬駅でホームドア(腰高式)が稼働開始。
  • 2004年
    • 5月8日:丸ノ内線分岐線(中野坂上駅~方南町駅)でホームドアが稼働開始。
  • 2006年
    • 4月28日:丸ノ内線荻窪駅でホームドアが稼働開始。分岐線以外では初の整備。
  • 2008年
    • 3月23日:丸ノ内線全駅のホームドア整備が完了。
    • 6月14日:副都心線が開業。有楽町線と共用する小竹向原駅も含め全駅にホームドアが導入される。
  • 2014年
    • 2月22日:有楽町線千川駅でホームドアが稼働開始。有楽町線全駅のホームドア整備が完了。
  • 2015年
    • 3月7日:東西線妙典駅1番線で二重引き戸式大開口ホームドアの実証試験が開始される(同年9月頃まで)。
  • 2016年
    • 3月6日:東西線九段下駅2番線で二重引き戸式大開口ホームドアの実証試験が開始される(翌年3月頃まで)。
    • 3月12日:銀座線上野駅1番線で同線初のホームドアが稼働開始。
  • 2017年
    • 7月8日:2025年度までを目標とした全路線全駅へのホームドア整備計画が発表される。
  • 2018年
    • 2月17日:東西線九段下駅で大開口ホームドアの本格稼働が開始。
    • 3月27日:半蔵門線九段下駅で同線初のホームドアが稼働開始。
    • 10月6日:千代田線代々木公園駅でホームドアが稼働開始。支線以外では初の整備。
  • 2020年
    • 3月28日:千代田線霞ケ関駅でホームドアが稼働開始。千代田線全駅のホームドア整備が完了。
    • 6月6日:日比谷線虎ノ門ヒルズ駅が開業。当初から同線初となるホームドアが設置済み。
    • 6月29日:銀座線渋谷駅でホームドアが稼働開始。銀座線全駅のホームドア整備が完了。

出典・参考文献

脚注

References
1 モノレールや新交通システムおよび新幹線を除く鉄道路線。