2024年2月1日
2024年2月9日

JR東日本 常磐線各駅停車のホームドア:基本情報

2024年2月9日末時点の整備率

79%

(11駅22ホーム/13駅28ホーム)

※東京メトロが管轄する北千住駅・綾瀬駅は除いて計上

JR東日本は2031年度末ごろまでに東京圏の主要路線330駅にホームドアを整備する計画を発表しています。常磐線各駅停車は綾瀬駅を除く全13駅がJR東日本による整備の対象で[1]東京メトロが管轄する綾瀬駅は2019年度に全ホームで整備済み。、2021年度から順次整備が始まりました。

ホームドア導入に先立つ2021年3月13日ダイヤ改正より、同線ではJR東日本として初めてATO(自動列車運転装置)の導入による自動運転を開始しました。また、ホームドア整備完了後の2025年~2030年頃にはワンマン運転も実施される見込みです。

2023年度は新たに天王台駅・取手駅・金町駅・亀有駅で整備され、残る未整備駅は松戸駅と我孫子駅の2駅のみとなりました。

整備状況

※従来型=従来型ホームドア(壁式) スマート=スマートホームドア

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度タイプ
(JL20)亀有駅222023年度スマート
(JL21)金町駅222023年度スマート
(JL22)松戸駅×30
(JL23)北松戸駅222021年度スマート
(JL24)馬橋駅222021年度スマート
(JL25)新松戸駅222021年度従来型
(JL26)北小金駅222021年度スマート
(JL27)南柏駅222021年度スマート
(JL28)柏駅222021年度従来型
(JL29)北柏駅222021年度スマート
(JL30)我孫子駅×30
(JL31)天王台駅222023年度スマート
(JL32)取手駅222023年度スマート

タイプ・仕様

常磐線各駅停車は東京メトロ千代田線との直通運転を行っている関係でJR他路線とは車両規格などが異なり、その影響でホームドアも開口幅およびドアピッチ(ドア中心同士の間隔)が独自仕様となっています。スマートホームドアは元々バリエーション展開が容易な造りのため基本仕様とほぼ変わりませんが、従来型ホームドアは筐体厚みや内部構造の設計変更が行われました。

綾瀬駅のタイプはこちらで紹介しています。

開閉方式・取り扱い

常磐線各駅停車のホームドア開閉方式は、山手線などと同じくトランスポンダ装置を用いた送受信により車両ドア側の開閉操作と連携するシステムです。ただし、千代田線のホームドアシステムと互換性を持たせるため、JR他路線とは内部的な仕様が異なっているそうです。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

出典・参考文献

脚注

References
1 東京メトロが管轄する綾瀬駅は2019年度に全ホームで整備済み。