2022年6月18日
JR西日本 高槻駅のホームドア:タイプごとの概要
JR西日本の高槻駅では、2016年3月26日に使用開始された新1・6番のりばにて車種ごとのドア位置の違いに対応可能な「昇降式ホーム柵」が日本で初めて本格導入されました。その後、2・5番のりばには3ドア車用ホームドアが、3・4番のりばには4ドア車用ホームドアが設置されたため、3種類のホームドアが混在する「ホームドアの見本市」のような駅となっています。
目次
整備状況
ホーム | 路線 | 整備 状況 | 稼働開始日 | タイプ | |
---|---|---|---|---|---|
1番のりば | JR京都線 京都方面 | 新快速・特急 | ● | 2016年3月26日 | 昇降式 |
2番のりば | 快速 | ● | 2019年1月26日 | 3ドア | |
3番のりば | 普通 | ● | 2021年2月19日 | 4ドア大開口 | |
4番のりば | JR京都線 大阪方面 | 普通 | ● | 2020年11月27日 | 4ドア大開口 |
5番のりば | 快速 | ● | 2019年3月16日 | 3ドア | |
6番のりば | 新快速・特急 | ● | 2016年3月26日 | 昇降式 |
タイプごとの概要
1・6番のりば:昇降式ホーム柵
新1・6番のりばには「昇降ロープ式ホーム柵(支柱伸縮型)」が日本で初めて本格導入されました。下降時は5本のロープがホームと線路を遮断し、列車が到着すると筐体内に収められていた支柱とともにロープが上昇する仕組みで、最大約12mの広い開口幅によって新快速と特急のどちらのドア位置にも対応しています。
2・5番のりば:3ドア車用タイプ
主に快速列車が発着する2・5番のりばには原則として3ドア車しか乗り入れないことから、3ドア車用の一般的な腰高式ホームドアが設置されました。よって4ドア車の普通列車は発着が実質不可能となっています。同時期から整備が始まった大阪環状線のホームドアとほぼ同型です。
3・4番のりば:4ドア車用大開口タイプ
20m4ドア車の普通列車のみが発着する3・4番のりばには、4ドア車用の二重引き戸式大開口ホームドアが設置されました。2018年3月に開業したJR総持寺駅に設置されたもの同型です。
出典・参考文献
- 京橋駅で可動式ホーム柵・高槻駅で昇降式ホーム柵を使用開始、新神戸駅で新しい可動式ホーム柵を試行開始します。:JR西日本
- 高槻駅2番のりばで可動式ホーム柵を使用開始:JR西日本
- 大阪駅5・8番のりばの昇降式ホーム柵、高槻駅5番のりばの可動式ホーム柵の使用開始:JR西日本
- 広島駅11番のりば、高槻駅4番のりばの可動式ホーム柵を使用開始します:JR西日本
- 高槻駅3番のりば、鶴橋駅2番のりばの可動式ホーム柵、神戸駅2番のりばの昇降式可動式ホーム柵を使用開始します。:JR西日本