2021年9月3日
2024年3月20日

京成電鉄のホームドア:基本情報

2024年2月末時点の整備率

10%

(4駅16ホーム/65駅166ホーム)

※京成津田沼駅5・6番線(新京成線のりば)・京成成田駅4番線(現在未使用)は含んで計上
※北総鉄道との共同使用駅は除いて計上

京成電鉄のホームドアは、成田空港へのアクセス路線であり多くの荷物を持つ旅行客などの利用が多いという特性から、スカイライナーの停車駅を優先的に整備が始まりました。2017年度の日暮里駅下りホームを皮切りに、2018年度に日暮里駅上りホームと空港第2ビル駅、2020年度には成田空港駅で整備が完了しています[1]上野駅は2017年度に固定柵が設置。

スカイライナーなどに使用されるAE形は一般型車両とドア位置が大きく異なるため、両車が発着するホームには二重引き戸式大開口ホームドアが採用されています。

今後は国が創設した「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用することで、2035年度までに総整備数17駅52ホームを目指すとしています。2023年度は新たに押上駅で整備され、青砥駅・船橋駅・八千代台駅など13駅が2035年度までに整備予定です。

整備状況

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(KS02)日暮里駅332017年度:下りホーム
2018年度:上りホーム
(KS41)空港第2ビル駅442018年度
(KS42)成田空港駅552020年度
(KS45)押上駅442023年度

タイプ・仕様

スカイライナーなどに使用されるAE形は一般型車両とドア位置が大きく異なるため、日暮里駅0番線などの両車が同じホームに発着する駅では、最大開口幅が5mを超える二重引き戸式大開口ホームドアが採用されています。この開口幅は国内の在来線としては最大サイズです。

開閉方式・取り扱い

京成電鉄のホームドア開閉方式は、直通先の都営浅草線・京急線で採用されたQRコード式ではなく、地上側の各種センサが車種や編成両数・ドア開閉などを検知してホームドアを自動開閉する「地上完結型連携システム」が採用されています。

動画

主な沿革

  • 2018年
    • 2月23日:日暮里駅下りホーム1・2番線で同社初のホームドアが稼働開始。
    • 12月23日:日暮里駅上りホーム0番線でホームドアが稼働開始。AE形と一般車の両方に対応するため腰高式としては在来線最大の開口幅を有する。
  • 2020年
    • 5月15日:新型コロナウイルス感染症の影響で成田空港駅ホームドア設置工事が一時中断したため使用開始時期の延期が発表される。
  • 2023年
    • 10月18日:押上駅4番線でホームドア稼働開始。押上線内では初の整備。

出典・参考文献

脚注

References
1 上野駅は2017年度に固定柵が設置。