2022年1月16日
2024年6月8日

Osaka Metro 御堂筋線のホームドア:基本情報

現在の整備率

100%

(20駅41ホーム)

Osaka Metro御堂筋線の可動式ホーム柵(以下:ホームドア)は、大阪市交通局時代の2014年度に天王寺駅と心斎橋駅で先行導入され、それから約6年後の2020年度より全駅への本格導入が始まりました。そして2022年3月に稼働開始されたなんば駅を以て、Osaka Metroで5路線目[1]南港ポートタウン線(ニュートラム)を含む。となるホームドア全駅整備を達成しています。

先行導入当初のホームドア開閉方式は車掌による手動操作でしたが、ホームドアの操作や安全確認に要するタイムロスが課題となったため、現在は開扉の自動化や閉扉の車両ドア連携化を行ったことでタイムロスを削減しています。

整備状況

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(M11)江坂駅222020年度
(M12)東三国駅222021年度
(M13)新大阪駅222020年度
(M14)西中島南方駅222020年度
(M15)中津駅222020年度
(M16)梅田駅222020年度
(M17)淀屋橋駅222021年度
(M18)本町駅222021年度
(M19)心斎橋駅222014年度
(M20)なんば駅222021年度
(M21)大国町駅222021年度
(M22)動物園前駅222021年度
(M23)天王寺駅332014年度
(M24)昭和町駅222021年度
(M25)西田辺駅222021年度
(M26)長居駅222021年度
(M27)あびこ駅222021年度
(M28)北花田駅222021年度
(M29)新金岡駅222021年度
(M30)なかもず駅222020年度

タイプ・仕様

先行導入駅の天王寺駅・心斎橋駅と2020年度以降の本格導入駅で異なるメーカーのタイプが採用され、非常脱出ドアの有無などの違いがあります。当初はTASC(定位置停止装置)が未整備だったことから、それまでの他路線に導入されたホームドアよりも開口幅を広げて停止許容範囲を確保しています。

開閉方式・取り扱い

現在の御堂筋線のホームドア開閉方式は、列車の定位置停止検知により自動開扉し、閉扉はトランスポンダを用いた情報伝送により車両ドア操作と同期する方式です。4号車の床下に搭載された車上子が線路側の地上子とピッタリ重なることで情報伝送が可能になります。

なお、先行導入当初は開閉ともに車掌による手動操作でしたが、ホームドアの操作や安全確認に要するわずかなタイムロスが運行ダイヤにも影響しました。そこで、本格導入の開始に合わせて開扉を自動化、さらに2022年8月1日からは閉扉のトランスポンダ連携化を行ったことで開閉を全自動化しています。

動画

出典・参考文献

脚注

References
1 南港ポートタウン線(ニュートラム)を含む。