02/17 JR九州821系2年ぶり増備車が出場 車側カメラは無し

2020年2月17日、JR九州821系3両編成2本(UM003・UM004編成)が山口県下松市の日立製作所笠戸事業所を出場しました。これは2020年3月14日のダイヤ改正に合わせて追加投入される編成で、2018年2月20日に最初の2本(UM001・UM002編成)が同所を出場して以来2年ぶりとなる増備車です。

車体構造や床下機器に大きな変更点は見られず、多くの方が注目していたであろう821系最大の特徴、インパクト抜群な前面周囲を縁取るLEDライトもそのままでした。

UM001・UM002編成に設置されていた車側カメラ。
UM003・UM004編成にはカメラが設置されていません。

外観での大きな変更点は車側カメラが無いことです。UM001・UM002編成にはワンマン運転時に運転士がホームの状況を監視するためのカメラが各車両側面に2カ所取り付けられていました。しかし今回の増備車ではそのカメラが設置されておらず、カメラの映像を映す運転台のモニターも無いようでした。

ただし、821系は2019年3月の運行開始以降ワンマン運転を行う線区では運行されておらず、最初の2本に車側カメラシステムが搭載されたのも、後に製造されたBEC819系300番台などに導入するための試験的な意味合いだったのかもしれません。

ところが最近になって、UM001編成に運転士用ドアスイッチ増設などのワンマン運転に関係すると思われる改造工事が行われた模様で、今回の増備車も含めて動向が注目されます。

出典・参考文献

脚注

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