2019年3月9日
11/12 広島電鉄 白島線のほぼ半数が超低床車に
2018年11月12日、広島電鉄の5号線と9号線でダイヤ改正が行われました。9号線は、終日使用される2両の電車のうち1両が超低床車両1000形に変更されたことで1日のほぼ半数が超低床車となった一方、1000形を使用して日中3往復運行されていた江波~白島の直通電車は利用実態に応じて廃止されたため、改正後の直通電車は平日朝ラッシュ時の1往復と車両の入出庫を兼ねた早朝・深夜の2往復のみとなりました。
2013年の1000形デビューと同時に始まった直通運転。白島線内でも超低床車両が利用できるようになったことで利便性は大幅に向上しましたが、直通としての需要はあまり多くなかったようです。これまでの白島線の1000形=江波直通という感覚が利用客にも染みついているためか、改正当日には、江波行きだと思い込んで乗車して終点八丁堀に到着しても気づかずに降りようとしない乗客を何人も見かけました。
また、平日朝ラッシュの直通電車は今改正で復路が約1時間繰り上げられています。公式発表によると「時刻を1時間繰り上げラッシュ時間帯に合わせることで、紙屋町方面への利便性の向上を図ります。」とのことですが、これまでは往路ののち白島線内を数往復[1]この間の白島線内は3両体制で運行。してから復路で江波に帰っていたのが、改正後は線内往復なしでとんぼ返りする形に変わったため、白島線の朝8時台は大幅に減便となりました。利用客にとってこの改正はプラス面とマイナス面どちらが大きかったのでしょうか。
出典・参考文献
- 11/12(月) 市内線のダイヤ改正について|広島電鉄(リンク切れ)
脚注
↑1 | この間の白島線内は3両体制で運行。 |
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