2021年12月13日
広島電鉄 1900形1909号(元・京都市電)シングルアームパンタグラフに換装されて運用復帰
2021年12月13日、集電装置が従来のZ型パンタグラフからシングルアームパンタグラフに換装された広島電鉄1900形1909号(元・京都市電)の営業運転復帰を確認しました。広電の車両でシングルアームパンタグラフへの換装が行われたのは1909号が初めてだと思われます。
新しいパンタのメーカーは5200形や1000形など最新の超低床車両と同じく東洋電機製造です。なお、外観の限りではパンタ周り以外に改造点は見当たりませんでした。
近年は新型車両の導入が進んだことで、他都市からの移籍車両は原則として各形式1両ずつを残して廃車されたのに対し、1900形は現在も15両全てが市内線の主力車両として活躍しています。そして移籍から40年以上、製造から約64年が経過したこのタイミングでのパンタ換装は、1900形の今後をどう示唆しているのでしょうか。