2021年8月24日
2023年5月11日

京急電鉄のホームドア:基本情報

2022年7月末時点の整備率

19%

(12駅33ホーム/72駅172ホーム)

※東京都が管轄する泉岳寺駅は除いて計上

京浜急行電鉄で最初のホームドアは、2010年10月21日に開業した羽田空港国際線ターミナル駅(現:羽田空港第3ターミナル駅)に設置されました。その後、2019年に京急線で唯一の4ドア車だった800形が引退したこともあり、2019年2月の羽田空港国内線ターミナル駅(現:羽田空港第1・第2ターミナル駅)を皮切りに本格的な整備が進んでいます。

京急線のホームドアはQRコードを用いたホームドア制御システムによって制御されています。車両側の改修を必要とせずに編成両数・ドア数の判別と開閉自動化を実現できるため、日常的に様々な車両が入り乱れる京急線にとって最適のシステムと言えます。

今後は2030年代中ごろまでに全駅でホームドア・固定柵の設置を目指す方針で、そのうち2023・2024年度には梅屋敷駅や金沢文庫駅など9駅に設置予定となっています。なお、泉岳寺駅は駅を管轄する東京都交通局によって2019年度に整備済みです。

整備状況

整備
状況
ホーム数設置済み
ホーム数
稼働開始年度
(KK08)平和島駅442020年度:3・4番線
2021年度:1・2番線
(KK11)京急蒲田駅642019年度
2・5番線は固定柵を設置
(KK16)羽田空港第3ターミナル駅222010年度
開業当初から設置
(KK17)羽田空港第1・第2ターミナル駅222018年度
(KK20)京急川崎駅742020年度:京急本線ホーム
(KK29)京急鶴見駅332020年度
(KK35)京急東神奈川駅222022年度
(KK37)横浜駅222019年度
(KK39)日ノ出町駅222022年度
(KK44)上大岡駅442019年度
(KK54)追浜駅222021年度
(KK58)汐入駅222022年度

タイプごとの特集記事

泉岳寺駅のタイプはこちらで紹介しています。

開閉方式・取り扱いの特集記事

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動画

主な沿革

  • 2010年
    • 10月21日:羽田空港国際線ターミナル駅(現:羽田空港3ターミナル駅)が開業。同社初のホームドアが設置される。
  • 2018年
    • 10月頃:羽田空港国際線ターミナル駅のホームドアにQRコード式制御システムが世界で初めて本格導入される。
  • 2019年
    • 2月21日:羽田空港国内線ターミナル駅でホームドアが稼働開始。
    • 8月9日:京急蒲田駅3・6番線でホームドアが稼働開始。本線の12両対応ホームとしては初の整備。
  • 2020年
    • 6月25日:京急川崎駅6・7番線でホームドアが稼働開始。列車の切り離し作業に連動して開閉するホームドアは日本初。
    • 12月19日:京急鶴見駅1番線でホームドアが稼働開始。鶴見に本社を置く京三製作所の製品が京急では初めて採用される。
  • 2021年
    • 3月20日:京急鶴見駅2・3番線でホームドアが稼働開始。1番線と同じく京三製作所製で、3番線の扉部にはパンチングで「けいきゅん」がデザインされる。
  • 2022年
    • 4月23日:汐入駅でホームドアが稼働開始。同社初の「軽量型ホームドア」が採用される。

出典・参考文献

脚注